無料で使える、画像編集ソフト「GIMP」。
有料のPhotoshopやIllustratorにまで手が出ない時に、最適です。
基本的な画像編集なら「GIMP」を使って行うことができるので、満足度は高いと思います。
私も初心者から使い始めたGIMP。
よく使う用途の1つに、人物を切り抜き、背景透過のPNGにする、というものがあります。
多くの人が頻繁に行う作業だと思いますが、なかなか背景透過PNGにするところが難しい作業ではないでしょうか。
この手順なら必ずできる!そしてそんなに難しくない!
人物切り抜き、背景透過画像を作る手順を1つ1つ画像付きで、解説したいと思います。
使用する人物画像
まず人物切り抜きには、こちらの画像を使います。
もちろん、お手持ちの画像でもいいですし、お手持ちの画像がなければ、【写真AC】よりお好きな写真をダウンロードしてご利用ください。
GIMPを起動した後、作業エリアもしくは左上のキャラクターの画像の場所に写真をドラッグ&ドロップします。
実は、左上のキャラクターの画像もドロップエリアだったのです。
この状態で、写真のレイヤーを見ると写真の名称が太文字になっています。
実は、GIMPはレイヤーの名前が太文字で表示されている場合は、アルファチャンネルを持っていないことになります。
アルファチャンネルとは、透過画像を作る際に必要なものです。グラデーションなどを作る際にも必要となります。
アルファチャンネルの追加を行います。
レイヤーを右クリックし、「アルファチャンネルの追加」をクリックします。
そうすると、細かい変化ですが、レイヤーの名前が普通の太さになりました。
いよいよ人物切り抜き
今回は、投げ縄ツールを使います。
人物切り抜きの方法はいろいろありますが、個人的に初心者は投げ縄ツールが失敗が少なく、
使いやすいのではないかと思っています。
投げ縄ツールで点を打つようにして、最後の点は最初の点に重ねます。
その後、「選択 > 選択範囲の反転」を行います。
「編集 > 消去」を選択すると、
背景が削除されました。
画像をちょうどいい大きさに切り抜く
切り抜きツールで、選択後エンターを押すと選択した範囲で切り抜きができます。
画像をエクスポート
png形式で画像をエクスポートします。
「ファイル > 名前を付けてエクスポート」。
名前の拡張子が、jpgになっていることが多いので、pngに修正し、保存場所を選びエクスポートします。
背景透過にするには、png形式にしないといけません。
その後、こちらの選択肢も出てきますが、特に変更しなくてOKです。
背景透過の画像ができました!
こんな感じの合成写真も作れます。
ポイント
・画像を読み込んだ時点では、アルファチャンネルは追加されていないので、アルファチャンネルを追加してから切り抜きを行う。
私もはじめ、なかなか背景透過画像が作れなくて悩みました。
アルファチャンネルの概念を理解していなかったんですね。
なかなか背景透過画像が作れなくてお悩みの方、参考にしてください!